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ブルーベリーな気分

新チーム始動!

夏季総体も終了し、大半の3年生は、この大会で部活動は終了。受験勉強に専念です。
総体を振り返ると、我がチームは、入賞者5名、全国大会出場1名、近畿大会出場者2名の
堂々たる成績です。女子総合も8位入賞、僕からみれば、部員40名ほどのチームと考えると
大健闘です。よくやってくれたと思います。

しかしながら、僕の担当の長距離部門は、残念ながら入賞者なしで終わりました。

敗因はどこにあるのか、僕なりに考えるのですが、自分を追い込む練習が足りないのかなって
感じる所はあります。けれど、まだまだ中学生、走れ走れの練習では、結果はすぐに出せますが、
長い目で見ると走ることにいや気がさします。僕も経験済み。

中学で陸上をやめ、高校・大学は、アメフトを選んでしまいましたから。

強くさせることもコーチの使命ですが、部活動は、強い選手だけを育成させることではないと
監督を通じて学んだことです。そのへんのさじ加減が非常に難しい。

そう考えると、監督は、実にうまく選手を育てられる。

2年前、彼らが1年生の時のことを思い出しますが、ほんまこんな選手達で勝てるなかなって
正直、思いました。けれど、どうでしょう、女子総合8位ですから、チーム力がある証拠です。
監督の選手育成の成果なのです。

僕もこの監督の下で、一から出直し、新チームで秋季総体を目指します。



あっ

そうそう。



部活引退から7日目、夏季総体、おしくも入賞には届かなかった、長距離の愛弟子。
2年生時は、一時、どうなってしまったのかと言うくらいの大スランプ。
走るのをやめるのかと思ったくらいでした。

けれど、昨年の駅伝の頃から復活。今期、精神的にもたくましくなり、総体の調整期間の練習は
最後だからと納得できる練習をと監督に志願。僕から何を言うことなくもくもくと練習を
してくれた7月。

成長してくれたなって、ほほえましかった。

そんな愛弟子が、早朝、僕が軽トラに乗って歩道を見ていると、トレーニングしている
じゃないですか、走っているのです。誰に言われることなく、これこそ自分で。自らです。

おはようと声をかけると、また、いい顔してくれました。
あの顔は、ほんと本物です。

入賞や近畿大会出場がすべてではなく、部活動を通じて人を育てること、ここに監督が
言われることがすべて詰まっているなと、再確認できた今朝の出来事でした。
by ar51 | 2012-08-07 19:19 | 陸上部